[AppSheet] Refで別テーブル上に記載されたURLの画像を参照して表示してみた
こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。
AppSheetは、スプレッドシートやデータベースなどをデータソースとしたアプリを簡単に作成できるノーコード開発プラットフォームです。
今回は、AppSheetでRefを使用して別テーブル上に記載されたURLを参照し、インターネット上の画像を参照して表示してみました。
やってみた
データソース
下記のようなGoogleスプレッドシートをデータソースとしたアプリを作成します。
- Refで参照する側のシート
log
-
Refで参照される側のシート
service
log
シートからservice
シートにRefによる参照を設定できるように、いずれのシートにもservice_name
列を設けています。またthumbnail
列はアプリに表示したいサムネイル画像のURLです。(パブリックに参照できるDevelopersIOのアイキャッチのURLを使用しています。)
アプリの作成
参照する側のlog
シートからAppSheetのアプリを作成します。
するとlog
シートがテーブルとして追加された状態でアプリが作成されます。service
シートも追加したいので[Tables]タブ-[Add Table "service"]をクリックします。
service
テーブルを追加できました。
[Columns]タブ-service
を開き、thumnail
列のTYPEをText
に変更します。(Url
やThumbnail
では後続の設定でエラーとなります。)
log
テーブルを開き、service_name
列の編集ボタンをクリックします。
[Type]でRef
を選択、[Source table]でservice
を選択し、[Done]をクリックします。
編集画面右上の[SAVE]をクリックして編集を保存します。
ここで一旦動作を確認してみます。アプリの[+]をクリックします。
追加フォームでservice_name
の入力欄をクリックします。
するとservice
シートの一覧からservice_nameが選べるようになっています。これでlog
シートからservice
シートにservice_name
列を使用してRefによる参照を設定できました。
編集画面に戻ります。
log
テーブルの[Add Virtual Column]をクリックします。
[Column name]でthumbnail
などを指定し、[App fomula]をクリックします。
fomulaを[検索する列].[値を返す列]
のように指定します。今回は[service_name].[thumbnail]
です。[Save]をクリックして保存します。
[Type]でThumbnail
を選択して、[Done]をクリックします。
編集画面右上の[SAVE]をクリックして編集を保存します。
アプリの追加フォームを再度開き、[service_name]で何かしらを選択すると対応するthumbnailが表示されました。
作成されたデータが一覧に表示された状態。
データを開いて詳細を表示した状態。
という感じでlog
シートからservice
シートにRefによる参照と、画像の表示をすることができました。
おわりに
AppSheetでRefを使用して別テーブル上のURLを参照し、インターネット上の画像を参照して表示してみました。
出来たらいいなと試しにやってみたら出来たのでびっくりしました。AppSheetで開発できるアプリの幅がまたこれで広がりそうです。
参考
以上